2009年11月21日

独立開業研究会を託されて 前半

 平成20年4月。辻井啓作さんと私は、水道橋の駅で立って話をしていました。立ち話といっても、内容は立ち話でするようなものではありません。独立開業研究会を、私に譲るというものでした。

 正直、これは困ったと思いました。独立開業研究会を運営することは、若手の中小企業診断士を引っ張っていく立場に自分がなるということです。自分自身が、辻井さん達、諸先輩に引っ張って頂いていた現状で、自分が引っ張っていくなんて、とてもできるわけがないと思っていたからです。

 また、今だからこそ告白しますが、自分には独立開業研究会を運営するメリットはあまりないと思っていました。
 辻井さんのドメインは市場調査業。独立開業研究会に集まった若手診断士を、アソシエイツに加えることで「調査員は全員」という特徴を持ち、大きな仕事も受注できる体制をとることができます。
 他にも、長期セミナーを一括で受注し、仲間に講師を依頼している診断士の方も、先輩にはいらっしゃいました。それだけの力がある方なら、きっと独立開業研究会のトップに立てば、ご自身のとても強い経営資源にすることができたでしょう。
 一方、当時の私は、一人でできる仕事だけを受注し、誰かに仕事を依頼するということは、あまりありませんでした。優秀な診断士の方々と知り合いになっても、自分の仕事を手伝ってもらうような機会もないだろう、そんな自分に独立開業研究会を運営するメリットなんてあるのだろうかと思っていました。

 ですので、正直「引き受けさせられた」という印象を最初持ちました。利のみで判断すれば、お断りすることが賢明だったのかもしれません。しかし、私は引き受けました。それは、自分がお引き受けしなければ、辻井さんは独立開業研究会をつぶすという。自分が今までは世話になった独立開業研究会を、自分がつぶすことになることは、どうしても避けたい、という気持ちがあったからです。また、師と仰ぐ辻井さんの真剣な依頼を断るだけの理由を、利己的な感情以外では、自分は持っていなかったこともあります。

 そうして、独立開業研究会の運営を、私は平成21年6月より引き継ぐことになりました。辻井さんは、その後1度も受講生としては参加していません。メーリングリストも脱退さました。それは、もう私に任せたのだから、私のやりやすいようにして下さっている辻井さんの温情なのでしょう。

 そうして、それ以来、私は独立開業研究会を毎月開催してきました。毎回20名から30名の参加をいただいています。ところが、その独立開業研究会を私は9月、10月と開催しませんでした。その理由は、また明日以降に。

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2009年11月20日

「革成」をもたらすコンサルタント会社に

 車で2時間半掛かる支援先は、これからの季節、高速道路が凍結する恐れがあるので、今日から電車で訪問することに切り替えました。今は、帰りの新幹線の中で、このブログを書いています。

 今日は、受注率向上のための戦略構築と、その具体的作業を、社長と二人でしてました。社長は営業出身で、その会社の中では過去ナンバーワン営業マンでした。そのノウハウを「見える化」して、会社全体の資産とすること、スキルとすることが、今日のその作業の狙いです。

 私の使命は、支援先を「革成」させることですので、「革成」させるためなら、営業でも財務でも、製造でも全ての機能を支援します。この考えは、私のコンサルティングの師である森井義之先生のPBM理論の7つの狙い

(1)経営機能全般の品質を高めることを基本とする。
(2)事業過程の過程管理(プロセス・マネジメント)体制を構築する。
(3)経営資源の六大要素の配分にバランスがとれていること。六大要素のうち「人」が主体。
(4)社員教育を習慣化する。
(5)企業の変革は経営者の変身度に比例する。
(6)良い社風を作る。「良い社風」には「良い経営資源」が集まる。
(7)「経営者」と「経営する人」とは違う。


のうち、(1)から生まれています。今回作成した営業を「見える化」するツールを使って、(4)社員教育を習慣化することで、営業力の向上を図ります。そして、その成果は、営業の進捗管理ツールと進捗確認のミーティング実施によって(2)過程管理体制を構築します。

 世の中には、営業コンサルタント、生産性向上コンサルタント、財務コンサルタントといらっしゃいますが、これらの方々が、中小企業を支援された場合、どのようなことが起こるでしょうか。
 営業力は従来のままで、製造効率があがったら?製造効率はそのままで、営業力だけがあがったら?一時的には良い効果はでるのでしょうが、その企業が悪いなりにも築き上げてきた各機能のバランスが崩れてしまうことはないのでしょうか。そのような恐れがあることを、森井先生は警告されていました。

 先ほど、「革成」という言葉を使いましたが、最近私が使い始めた造語です。これは変革・成長の真ん中の文字を取った言葉です。私の支援先は、成長盛りの企業もあれば、再生中の企業もあります。でも、この2種類の企業に対して、私が支援をしている内容は、それほど違わないのですよね。それは、私の支援内容が「凡事徹底」「当たり前のことを、当たり前の様にする」内容だからです。ですので、この企業は再生手法、この企業には成長手法ということは、以前から何か違和感を感じていたのでした。

 私は、支援先の中小企業診断士に対して、経営機能全般の品質を高める革成をもたらすコンサルタントして、今後も活動を続けたいと思っています。私一人で、全ての機能を支援することは不可能でしょうから、私には3人の仲間がいます。その仲間が集まった企業が大幸経営です。大幸経営は中小企業に革成をもたらすコンサルタント会社として、あと約10日で、6年目に突入します。

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2009年11月18日

皇太子殿下が支援先に行啓になられた件につきまして

 昨日は、支援先さんのお陰で、一生にあるか無いかの体験をさせて頂きました。

 皇太子殿下が第12回全国農業担い手サミットIN埼玉の御臨席に併せた地方事情御視察として、私が3年に亘って支援させて頂いている支援先に行啓になられたのです。

 私も、関係者として参列させて頂きました。その他大勢の関係者の中の一人として、遠くからそのお姿を拝見させていただきました。それでも、支援先の社長様と皇太子殿下がお話になってる姿を見た瞬間、胸にぐっとこみ上げるものがありました。

 その支援先が地方事情視察場所に選ばれた理由には、社長の人格、出荷している作物の品質の良さ等、たくさんあるのですが、社長が私に語って下さった理由は、農家でありながら3年間に亘って中小企業診断士を雇い入れ、アドバイスを受けていることが、経営面に真剣に取り組んでいる農家としての事例として、県で注目をされているからである、とのことでした。

 社長は、とても相手の気持ちを思いやる人格者ですので、私を喜ばせるために、些細な理由を大きくして私に語ってくれたのかもしれません。それでも私には、何よりもありがたい、それは中小企業診断士冥利につきるお言葉だったのでした。

 皇太子殿下が行啓されると、本当に多くの方々が伴われて移動されるこを今日知りました。その数の多さには驚かされました。その大勢の中で、今日、私は本当に誰からも注目されないような存在でした。でも、社長のその言葉があって、この場に参加する資格のある一員として、この企業に受け入れられている、その事実だけで満足でした。

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2009年11月17日

診断士 ベンチマークの見つけ方

 皆さんは、ベンチマークといいますか、自分が目指したいと思われている中小企業診断士の先輩は、どなたを設定されていますか?いない、という方もいらっしゃるでしょうが、成功している先輩方の仕事のやり方を模倣をすることは、成功の近道の一つであることは間違いありません。

 数多くいらっしゃる先輩方の中で、自分が模倣すべき中小企業診断士を選ぶことは難しいと思いますが、今日は、その一つの基準をご紹介したいと思います。それは、こちらで過去に取り上げられた方々ならば、見習うべき点が必ずあるということです。

 こちらとは、中小企業基盤整備機構さんが運営されているJ-NET21の中の「診断士の広場」、その中のトピックスである「中小企業診断士トップランナー訪問」です。ここに、過去から今まで取り上げられた方々は、それぞれの方法で、現在、「売れっ子」「成功診断士」と呼ばれている中小企業診断士の方ばかりです。自分の進むべき方向に迷われた時に、ここに登場されている先輩方のコメントを読むことで、ご自身の参考にできるものが、必ず見つかると思います。

 現在は、竹内幸次さん(株式会社スプラム代表取締役社長)が登場しています。竹内先生は、日本テレビ「週刊オリラジ経済白書」やテレビ東京「決着! 歴史ミステリー」など、マスメディアにも多数登場されています。今後のインタビューで、どのような経緯でテレビ出演をされるチャンスをつかまれたのか明かされるのでしょうか。私も、一読者として楽しみにしています。

 「診断士の広場」は、中小企業診断士や中小企業診断士を目指す人なら、定期的にチェックすべきサイトだと思います。
 

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2009年11月16日

気持ちが表れた一枚

石田さん


 この土曜日に全4回の足立区 独立・起業セミナー(実践コース)が終了しました。写真の石田恵介さんと二人で創り上げた創業セミナー。本日、ビジネスプランの発表会を行いましたが、最高の盛り上がりの中、幕を閉じました。写真は、終了直後に受講生さんに撮ってもらった写真。二人とも、充足感に満ちあふれた顔をしています。

 毎回、受講生さんにアンケートを採らせていただきましたが、毎回毎回、私は過去経験がないほどの好反応を頂きました。それ以上に、我々講師が楽しかったです。受講生さんからの真剣な反応が返ってくるからです。

 8月に石田さんと二人でブレストしながら創り上げたカリキュラムでしたが、アイディア出しをしている時点で、今回の成功の予感はありました。なにしろ、二人でのアイディア出しが面白いのです。普段は一人でセミナーのカリキュラムを組み立てることが多いのですが、今回のように二人で行うと、お互いに意見に触発されて、より良いアイディアが出てくる。そのことを実感しました。

 今回、受講生の満足度が高かった理由を自分は次の様に分析しています。
1)石田さんが2回目には全受講生の名前を覚え、常々名前で受講生に語りかけることで、講師側と受講生側のコミュニケーションを円滑に行ったこと。受講生が一人でぽつんとしないように、常に気を配っていたこと。

2)セミナー当初から隣の人やグループで、自分のことを語る機会を用意したこと。その人の強みや経歴については、インタビュー形式にして、話を聞いた人が文章化するようにしたこと。

3)4Pや4Cと行った基本的な内容の講義には、クイズを用意して考えてもらったこと。また、誰もが知っている企業の事例を持ってきて、グループでその成功の秘密を考え、話し合う機会を多くもってもらったこと。

4)自分の事業プランを受講同士で語り合う機会とフィードバックの機会を、何度も何度も用意したこと。

それ以上にも、あるかもしれません。

 本日、打ち上げがありましたが、最後に皆さんとお話することができました。

「今日は、発表できなかったけど、事業プランをメールするので見て下さい。」
「先週、大石さんと話したとことで、自分が何をやりたいのかが見えてきました。今までモヤモヤしていたものがすっきりしました。」
「解決しないといけない課題を明確にしてくれたので、時間をかけて解決していきます。」
「自分もセミナーの講師をやりたいので、これから仕事を手伝わせて下さい。」
等々、うれしいお言葉を頂きました。

 今回の受講生の皆さんとは、今後もお付き合いがありそうです。本当に充実感を味わった創業セミナー全4回でした。あ〜楽しかった!!

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2009年11月15日

本の力

 ある会社のコンサルを引き受けるかどうかを、悩んでいます。それまで、社長さんご自身にお会いしたことがなかったので、一席設けていただきました。お互いに、経営観について意見を交換したのですが、その中で社長さんから理念に基づいて、という話が出てきます。私は、問いました。

「社長さんが描いている経営理念とはどのようなものですか。」

社長さんは、おもむろに鞄から一冊の本を取り出されました。

「これは、私が2001年に出版した本です。私の理念は全てここに書いてあります。私は、この本に書いたことを実現するために起業したのです。」

とのお答えが返ってきて、そのまま本が手渡されました。

 今まで、様々な社長さんとお話をしてきましたが、自著を手渡されたのは初めてでした。家に帰ってから早速読み始めましたが、確かにその社長さんがドメインにしている業界の基礎知識から、今後どうしていきたいのか、その理念が満載されていました。

 本を書くには、大きなエネルギーが必要です。ものを書くことが本業以外の方が、偽りの気持ちで一冊の本を書くことは難しいと思っています。きっと、その社長さんは心からあふれる思いでこの本を執筆されたのでしょうね。この自著による理念の伝達には気持ちを打たれました。人を動かすのは、やはり人の思いですからね。



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2009年11月14日

ニコニコカレンダー

 我が社に8月に導入したニコニコカレンダー。詳しくはこちらで。大学時代からの親友、岡田君に教わりました。

ニコニコカレンダー


 こうしてみると、自分は青の日か赤の日かがはっきりしているけど、青の日が多いことに気が付きます。宮澤君も増田君も黄色が多いけど、ちゃんと青い日も感じながら仕事に励んでくれていることがわかって、上司として、とても安心します。

 赤いのが付いていれば、どうしたの?と声をかけるきっかけにもなりますし。中には自分が赤の原因になっていることもあるのでしょうが。

 11月に入り、すでに2枚目に突入しましたが、このニコニコカレンダーは、効果抜群ですので継続していきます。見える化の効果ですね。

 ちなみに、このニコニコカレンダーは、支援先の部署に導入しようと思って、その前に実験的に自分の会社にて始めたのでした。この前もブログで書きましたが、自分は人に良いよ、と教えることは、必ず自分の会社でも実践するようにしているのです。当たり前と言えば、当たり前ですが。

 たった4人の零細企業ですが、一応組織になっているので、モチベーション向上や効率化の施策については、当社でまず実験してその効果を検証できるのが、自分の強みかなと、最近では思える機会が増えてきました。

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2009年11月13日

独立するメリットに加えてください

 このブログをお読みの皆さんは、最近誰かに褒められたことがあるでしょうか。私は10年間の会社員時代には、上司から褒められることなんて一年に数回あるか無いかだったような気がします。だから、褒められることに飢えていて、たまに褒められると本当に嬉しい気持ちになったことを覚えています。

 独立して上司がいなくなると、褒めてくれる方がいなくなるのかと思っていたら、この商売、お客様が褒めて下さるのですね。今日もある会社さんから入金があったので、そのお礼の電話をしたところ、逆にとても褒めていただきました。それも、社長ではなく社長の奥様から。きっと、社長はそのことを奥様に話して下さったのでしょうね。予期せぬ事だったので、とても嬉しくなりました。

 最近では聞かれなくなりましたが、独立して2、3年は「松下みたいな良い会社を自分で辞めちゃって、後悔してない?」と良く質問されました。確かに今でもパナソニック電工(松下電工)はとても良い会社だと思いますが、働くことの楽しさや充実感、貢献意欲みたいなものに関しては、全く別物のように思います。そして、これらの源泉になっていることは、普段からお客様から褒めていただくことであったり、感謝をされたりということなのでしょうね。

 自分は独立する前に、独立するメリット・デメリットを思いつくまま書き出していましたが、この褒めていただけるようになるということは、当時は想像もしていませんので、当然書き出せていませんでした。もしも、今、当時の私と同じように独立をしようかしないかを迷っている方は、付け加えておいてください。
 
 ちなみに、このブログを書いていて思い出した一番松下時代に嬉しかった一言。当時、営業部長だった方に「おまえ、中小企業診断士とったらしいな。その力を俺の下で発揮してみろ。実は、お客さんに・・・」ということで、中小企業診断士に合格したことを、新たな仕事を与えるということで評価して頂いたことでした。その方は、私が松下を去った後、副社長にまでなったのでした。

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2009年11月12日

企業が変わる 社風が変わる

 車で3時間の支援先への訪問日でした。私が携わってからもう半年が経過しましたが、今回の訪問では、明らかな変化を感じることができました。業績悪化を受けて、社長が交代したのが8月。私のアドバイスや社員の声を取り入れてもらい、新しい社風の企業をつくろうとしています。

 社員ヒアリングを9月に行いました。その結果を受けて、社員の不満や不安を取り除きながら、その代わりに今まで以上の責任と成果を求めていく施策を導入しています。部門別の月次収支管理の仕組みの導入であったり、件名別の粗利管理の仕組み、収支検討会議を導入した一方で、今まで曖昧であった労働規則等のルールも明らかにし、会社が社員の働きやすい環境作りに取り組んでいく姿勢を明言しました。また、朝礼や会議等、新たなコミュニケーションの場造りも導入しました。

 新たに会社の中心となった新社長と常務が中心となって、社員を引っ張っています。社内が以前に増して活性化していることが伝わってきます。

 ただ、一方で10月の営業成果は、さんざんな結果でした。社内の雰囲気が良くなって、社員が働きやすい環境になったとしても、これでは会社そのものの存在が危うくなってしまいます。自由は責任を伴う、そのためには今月はなんとしてでも先月の遅れを取り戻さなくてはなりません。

 成果が出なかった理由は、今日社長と認識を共にしてきました。その取り組みのために今月は、あと数回は通わなくてはならなくなりました。自分の提言を受け入れてくれて変わろうとしているその会社。その変化を成功に導くために、自分も勝負の月になります。

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2009年11月11日

来期の事業計画をつくる時期です

 私の会社、大幸経営は11月末決算ですので、そろそろ来期に向けた計画を策定しなくてはなりません。いつも、人様の事業計画策定のご支援ばかりをさせていただいていて、自分の会社の事業計画が無いなんて、しゃれになりませんから。これだけは、自信を持って言えるのですが、私はセミナーや講演で、経営者の皆様に「こうしてみてください、そうすれば皆さんの経営は変わりますよ」と訴えていることは、ほぼ自分の会社で実践してます。

 もっとも、事業計画をつくったり、月次で決算書をつくったり、予実の比較をして内容を分析したり、個々の仕事の進捗を数字で測ったりすることは、私にとっては義務というより楽しみですので、なんら苦にはなりませんけど。

 今期の数字は、5ヶ年計画では来期に達成する計画だったのですが、おかげさまで一年前倒しで達成することができましたので、5ヶ年計画も改めて作り直さなければならないので、やることはいっぱいです。ただ、そういっても大型案件が何件も入ってきているわけではなく、創業当時から依頼され続けている小さな仕事を断ることなく、宮澤や増田の力を借りて継続しているだけなのです。つまり、5年の積み重ねが今の売上にそのままなっているだけなのです。

 ただ、このままの延長線上では、これ以上の成長はちょっと難しいのかなと思う事もあります。今の仕事が、継続して来期、昨来期あるとは限らないのですから。恐らく、来期の中途当たりで、大きな壁にぶち当たるような予感がしています。

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2009年11月10日

山古志 ヤーコン収穫体験

 先日、このブログでも紹介しましたが、11月5日、6日は、農商工連携支援コンサルタントスキルアップコースの実地研修として、新潟県旧山古志村を「ヤーコン」の収穫体験と、錦鯉の池上げの視察をするために訪問しました。

 山古志は、ご存じの通り2004年の地震によって大きな被害が出た地域。写真の様に、当時の爪痕は今でも見ることができます。自然の恐ろしさを体感しました。その爪痕を乗り越えて復興を遂げています。

爪痕



 この地に、地震の前から住まれて、山古志のすばらしさを世界に発信し続けている中小企業診断士がいます。それが、皆川昭一先生です。山古志で「山古志亭」なる旅館を経営しながら、地域資源としてヤーコンや神楽南蛮の栽培と商品化をされています。

皆川先生


 長靴なんて履きなれていない中小企業診断士14名が、ヤーコンの収穫に取り組みます。皆川先生の予想以上に大量な成果が出たために昼の1時から夕暮れで真っ暗になるまで、全員でもくもくと収穫を続けました。みなさん、農業の大変さが骨身にしみたようでした。
 皆川先生には、「良質な労働力が無料で大量に来てくれた。来年もお願いしたい。」と喜んで頂けたようです。

これがヤーコン



ヤーコン


 翌日は、隣の小地谷に移動し、錦鯉の池上げを見学しました。野池と呼ばれる人工池で育てていた錦鯉を、販売のために収穫し社内ハウスに移動するのです。1年の内、今しか見れない作業です。ちなみに、小地谷や山古志には今の時期、世界中からバイヤーが集まってきています。我々もなんども外国人バイヤーを見かけました。

池上げ


 ということで、今回もまた良い研修ができました。本当は、私はヤーコンの収穫を、温かく見守っている予定だったのですが、あまりの量に、これはこのままでは終わらないな、と空気を読んで、手伝うことにしました。おかげで、今日もまだ、体がガタガタしています。

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2009年11月09日

コラボさいたま 2009

 コラボさいたま2009 さいたま市商工見本市が、さいたまスーパーアリーナでこの週末開催されました。私の支援先が2社出展していますので、私も妻と一緒にご挨拶に行ってきました。

コラボさいたま


出展


 上の写真はロボットスーツで有名な筑波大学発ベンチャーのサイバーダインさんで、私もロボットスーツを腕につけさせてもらいました。皮膚の表面から出ている腕を曲げようとしている神経信号をとらえて、ロボットスーツを動かすので、実際に腕を曲げなくてもロボットスーツの腕が曲がるのを体験し、ちょっと興奮しました。この技術は、まちがいなく人間の未来を変える技術でしょうね!

 不景気の中で盛り上がっていないかなあなんて思っていましたが、実際には、昨年よりも出展企業数も来場者数も増えている様で安心しました。

 さて、私の支援先ですが、多くの企業が1ブース出展の中、2ブース出展していましたのでとても目立っていましたよ。この企業を支援しているのだということで、とても誇らしげになりました。開催中もいくつかの受注を頂けたようですし、また予定していたアンケート数も集まりました。これを活かして、今後のマーケティング戦略を組み立てていく予定です。とにかく、お疲れ様でした。

 会場で、ある中小企業診断士の方からお声掛けいただきました。以前お会いしたきは、大学校に通っておられて、これから中小企業診断士になるとのことだったのですが、すでに無事に卒業されて、中小企業診断士としての活動を始めていらっしゃるとのことでした。こうやって、声を掛けていただくのは嬉しいです。有難うございました。

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2009年11月05日

今日から

 今日から、農商工連携支援コンサルタントスキルアップコースの実地研修として、旧山古志村に宮澤と行ってきます。このブログが更新されることは、丁度東京駅での待ち合わせのタイミングかな。

 ご存じの通り、山古志は2004年に発生した新潟県中越地震の甚大な被害を受けた地域です。この地域に、一人の中小企業診断士さんが住み込まれ、地域資源によって地域復興をされています。今回は、その方に農商工の実践についてお話を伺うと共に、農業体験をさせていただきます。

 宮澤と増田は下見に行ってきて、とても素晴らしい場所だと報告してくれました。また、震災の爪痕もまだ残っていたとも・・・。良い研修になれば良いのですが。前回の八丈島が素晴らしかっただけに、また同じように素晴らしいものにしたいものです。また、写真付きで報告します。

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2009年11月04日

久々ですが・・・11月18日 独立開業研究会開催しまっす

 しばらくの間お休みをしてしまっていた、独立開業研究会を11月度は実施します。

 11月の独立開業研究会は、榎本博之さんにお話しいただきます。榎本さんは、この独立開業研究会の第一期生として、まさにこの独立開業研究会で学ばれたことを実践して、成功されている先生です。たくさんの人脈をお持ちで、得意の小売分野でのセミナーやコンサルティングで活躍されています。

 ご本人からは、こんなメッセージを頂いております。

今回セミナーの機会をいただいた榎本です。よろしくお願いします。

今回は、私が独立研究会で学んだことをどう活かし、独立当初の時期を過ごしていったかが前半部分。
そして、今、何を考え、どんな仕事をしているかという現時点の話を後半に話をさせていただきます。

もちろんながら、私の診断士の活動のベースは独立開業研究会によって構築されている部分が多く、さまざまな諸先生の話を聞いている研究会の皆さまには重複する部分があるかもしれません。その点はご容赦いただきたいと思います。

是非とも皆様とお会いできることを楽しみにしております。

以上よろしくお願いします。

とのことです。きっと、いろいろなチャンスをもらえる方だと思いますよ。

日   時:2009年11月18日(水)  19:30から21:00
(終了後 懇親会もあります)
場   所:ちよだプラットフォームスクエア 5階(http://www.yamori.jp/)
参 加 費:1000円
東西線 竹橋駅 徒歩2分


中小企業診断士 独立開業研究会にお申し込みの前に、必ずこちらをご覧いただき、参加資格等をご確認下さい。参加資格に該当され、参加をご希望の方は、11月16日(月)までに、独立開業研究会のホームページから、お申し込み下さい。

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2009年11月03日

八丈島での農商工連携支援コンサルタントスキルアップコース

 先日、農商工連携支援コンサルタントスキルアップコースの実地研修として、八丈島で1泊2日の漁業体験の実習を行いました。私と宮澤がコーディネーターといいますか、添乗員として参加しました。

 1日目は、私が支援してから4年になるNPO 八丈島産業育成会の理事長、宮崎岩一さんが所有する漁船に乗せていただき、プロの漁業を体験させていただきました。【農】の実地体験です。
 受講生は釣るマネだけかと思ったいたようですが、参加者全員が2回は釣り上げるほどの成果がありました。雨の中、皆さん必死に糸をたぐり寄せていました。雨でしたが、海は凪いでいたので助かりました。なお、釣った成果は泊まっている宿に運んでいただき、皆さんで美味しく召し上がりました。

つり


 その後、宮崎理事長の案内で、八丈島内の漁港を見学させていただきながら、漁業が抱えている問題点についてのお話を伺いました。後継者問題、観光業とのバランス等、恐らく全国に通じる問題点なのでしょう、深く、深く考えさせられました。

 2日目は、【工】の見学です。その釣った魚の加工を見学するということで、藍ヶ江水産さんを訪問させていただき、加藤社長さんの案内で、くさやや乾物の製造方法を見学させていただきました。
 ここの藍ヶ江水産さんは、地域産業支援活用事業の認定を受けるなど、中小企業支援施策を活用されている企業さんで、どのような経緯で、支援施策を活用するに至ったのか等のお話も伺いしました。
 また、この藍ヶ江水産さん、宮崎さん始め漁師さんとの交流の中で,八丈島には無かった新しい新商品の開発にも現在取り組まれていて、まさに農商工連携の良い事例となっているのでした。
 
 さらには、そのくさやを販売している【商】の部分として、島内のおみやげ、リカーショップの山田屋さんの見学と、お買い物をさせていただきました。

 他にもここでは書ききれないほど、2日間びっしりの内容の農商工連携を学ぶ実地研修でした。コーディネートをさせていただき、本当に疲れましたけど、NPO八丈島産業育成会の宮崎理事長、加藤社長、山田社長、宿のサンマリーナさんの浅沼さん、他にも大勢の八丈島の皆さんのおかげで、とても良い実施研修になりました。やり甲斐を感じる仕事となりました。

風景



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2009年11月02日

平和の象徴

 先日、広島に行ってきました。某メーカーのお客様である工事店経営者の皆様に「大倒産時代に高めたい社長の2つの能力」と題する講演をするよう依頼されたためです。1年前に大阪で初めてこのテーマで講演を行ったのですが、その評判が良かったと言うことで、部署間の紹介で今回も同じテーマでお話をさせて頂きました。

頂いたアンケートの中には、
・思う事=意識する事が大切であるという事を再認識させられた
・後半部分(計数管理力)が自分に無い発想があり多いに役立った。

などのものがあり、主催者様にも満足頂けたようです。私は、多くの経営者に触れる間に、たいていの方が勘違いをしている事項を、理解できるようになりました。ですので、講演の中でその点を指摘してあげるだけで、受講者の皆さんには、何らかの気づきを得て頂けるようです。

 普段、講演が終わると、そのまま駅に直行してしまうことが多いのですが、その会場が爆心地から数百メートルということもあり、歩いて原爆ドームまで歩いてみることにしました。私が原爆ドームを訪れるのは高校生の修学旅行以来ですので、20年ぶりの訪問です。

 原爆ドームは、若かりし日に見た時よりも、その姿が悲しく胸に突き刺さりました。黙とうをして、しばしそこにたたずみました。平和の尊さを与えてくれるこのドームは、日本人として守っていかなければならいものとの思いを、新たにしました。

原爆ドーム


 また、依頼が来た時は、もっといろいろなところを訪問してみたいと思いました。この仕事について、本当に考えさせられることが多くなりました。

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2009年10月28日

ドレスファイル

 株式会社ドレスファイル社長西 宏司氏。私の元支援先であり、社長仲間であり、友人。こちらでも紹介されています。今回、私が講師をしている足立区主催の 独立・起業セミナー(実践コース)のオープニング講演として、「先輩起業家に学ぶ・・・独立志向が全くなかった僕が、創業した理由(ワケ) 」として講演頂きました。

このドレスファイルさんですが、最近でもマスコミに取り上げられており、パブリシティをうまく活用している企業と言えます。セミナーでは、その秘訣も公開されていました。

★10月26日付 読売新聞16面の記事に、ドレスファイルが紹介されています!
http://bit.ly/3VoTtg

★日経BP社ウェブサイト「ITPro」に、インタビュー記事が掲載されました!
http://bit.ly/4J3Je

★台湾版のYahoo!ニュースに、ドレスファイルの記事が掲載されました!
http://bit.ly/1bRg4S

 今回の講演で素晴らしかったのは、創業してから今までの話に留まらず、これからどのように事業を拡大したいのかビジョンが新たに示されたことでした。ファーストビジョンすら決まっていない創業希望者の皆さんからは、ある程度事業の形を創り上げたにも拘わらず、飽くなき西社長の姿に、とても感心されたようでした。

 今回、西さんに講演をお願いして、本当に良かったと思っています。とても良い機会を共有できました。これからも、きっと西社長と私は同じ経営者としてお互いに情報交換をしながら、またお互いに支援しあうことでしょう。

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2009年10月27日

責任感

 以前にも、このタイトルで書いた気がします。自分もすでに、この業界に6年いますが、毎年毎年発展している人、そのままの人、消えていく人、その違いをもたらす一番の要因は責任感のような気がします。

 自分が思う責任感とは、言うべきことを言って、かつ、言ったことを実行することです。この仕事できますか、と言われて「はい」と言ったからには、顧客が満足するまで、その仕事をやり遂げることは当たり前だし、ましてや自分から提案した仕事は言わんがをや、でしょう。

 コスト意識を持つことと、自分の力を発揮する範囲を、提示されたフィーに自分で見合わせて限定することは、違うと思います。依頼を受けて、その仕事を限定した力の範囲で行おうとすることは、あまりに責任感の無い行動と思ってしまいます。そんな考えなのだから、自分はあまり儲かっていないコンサルタントなのかもしれませんけど。

 責任感が成否を分ける、自分は信じて疑いません。

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2009年10月26日

場を造る

 エキスパートリンク株式会社の一員として、現在足立区で創業塾の講師をさせていただいています。中小企業診断士の石田恵介さんと一緒に進行させてもらっているのですが、石田さんの場造りのための気遣いには、いつも勉強になります。

 休み時間に一人で座っている受講生には、石田さんから声を掛けます。

 お昼には、皆さんに声を掛けます。「一人で、お昼行かないで下さいね。必ず声かけ合って何人かでいってくださいね。」

 全四回のセミナーの初回から、懇親会が用意されています。受講者の半分以上の方が3時間、自分の創業プランを披露し、検討します。

 懇親会が終わった頃には、皆さん今日初めて会ったとは思えないほどうち解けていました。帰りの際には、「来週からが楽しみになってきた」という声も聞こえてきました。来週からが楽しみです。

 石田さんのこういう場造りのスキルは、今の自分には欠けているもので、とても参考になり、勉強になります。こうやって、他の中小企業診断士やコンサルタントと共に仕事をすると、いろいろ学べることが多いです。私自身、あと3回残っている石田さんと創り上げていくセミナー楽しみにしています。

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2009年10月24日

成長を感じる

 この仕事をしていて本当に楽しいのは、この歳にして日々自分の成長を実感できることです。新しい考え方、問題発見方法のやり方、問題解決の方法、新しいスキルに出会うたびに、すぐにそれらを取り入れて自分の仕事に活かし、そして成果をだす、こんなに楽しいことはありません。

 人に教えるという仕事も自分を成長させてくれます。あるセミナー講師の受託する。失敗のないように何度も何度も勉強する。勉強した知識が、自分自身の実務スキルを高める。そんなことが多くあります。

 未だに、松下電工という会社を辞めて独立して、後悔無いかを聞かれることがあります。負け惜しみ一切無く、後悔したことありません。仕事に投入する時間・精神負荷と得られる報酬のバランスでは、確かにそのままいた方が効率が良かったかもしれません。しかし、自分自身の成長を感じられる、その点が、多少のマイナス面を全て吹き飛ばしてしまうからでしょう。こういうブログを書ける日は、よく眠れます。

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