過程管理
2010年01月04日
y=ax この「a」を変えるコンサルタントに
年末年始は、読書三昧でした。時間ができたら読みたいと思っていた本の中に「バカの壁 養老孟司氏 新潮社」がありました。独立する前に一度読んだことのあるこの本。その時は、単なるベストセラーだからという理由で読んだのですが、その後コンサルタントなり、人間の脳についてや心理学の勉強が進むにつれ、もう一度あの本を読んでみたいという欲求に駆られていたのでした。そして、昨日、一気に読んだのですが・・・
想像以上に素晴らしい内容でした。自分が今まで、なんとなく考えていてなかなか表現できなかったことが、明確に文章となって語られていました。あの頃に自分のものにできなかったその内容を、より深く理解できてる用になっていた自分が少し嬉しくなりました。
そして、その中で、最も私が我が意を得たりと思ったのが第2章「脳の中の係数」の章でした。
−−−−−−−−−−−−引用ここから−−−−−−−−−−−−
・脳内の一次方程式
入力をx、出力をyとします。すると、y=axという一次方程式のモデルが考えられます。何らかの入力情報xに、脳の中でaという係数をかけて出てきた結果、反応がyというモデルです。
このaという係数は何かというと、これはいわば「現実の重み」とでも呼べばよいのでしょうか。人によって、またその入力によって非常に違っている。通常は、何か入力xがあれば、当然、人間は何らかの反応をする。つまりyが存在するのだから、aもゼロではない、ということになります。
ところが、非常に特殊なケースとしてa=ゼロということがあります。この場合は、入力は何を入れても出力はない。出力がないということは、行動に影響しないということです。
身近な別の例を挙げてみましょう。歩いていて、足元に虫が這っていれば、私だったら立ち止まるけれど、興味が無い人は完全に無視してしまう。目にも止まらない。これは、虫という情報に対しての方程式の係数が、その人にとってはゼロだから。
しかし、百円玉が落ちていると、その人は立ち止まるかもしれない。馬券が落ちていたら、「ひょっとして当たりかも」と期待して立ち止まり、拾うかもしれない。馬券については、私は止まらない。
これは、入力に出力が全然影響を受けない場合と、受ける場合がきれいに分かれているということになる。人によってその現実が違うというのは、実はaだったらaがプラスかマイナスか、あるいはa=ゼロかの違いなのです。
−−−−−−−−−−−−引用ここまで−−−−−−−−−−−−
社長から、よく相談を受けるのが、まさにこの「a」についてなのです。「うちの社員は、自分では考えられない。」「なんで、気が付けないのか」「どうしたら、自分で動けるようになるのか」という社長の嘆きが、私にぶつけられます。
私は、社員教育の目的とは、この「a」を大きくしていくことに他ならないと思っています。そして、この「a」を大きくする方法の一手段に「研修」がありますが、決して「研修」だけではこの「a」は大きくすることはできないと思っています。日々の業務の中にこの「a」を大きくする仕組みが必要なのです。
研修講師とコンサルタントの違いは、この「a」の仕組みを、研修という期間を超えて提供できるかどうかにあると思うのです。
昨日の話とつながりますが、この「a」こそ、人間の性格を変える元だと考えます。そして、この「a」を大きくするには日々の仕事中での習慣を変える仕組みを導入していく必要があるでしょう。
研修、過程管理の仕組み、チェックリスト、マニュアル、ミーティングの定着化、ミーティングの内容、これら全ての手段を使って、社員の「a」を強化する、コンサルタントがそれを実現できれば、その会社を変えることができるはずです。私が目指すコンサルティングはこの方向にあります。
想像以上に素晴らしい内容でした。自分が今まで、なんとなく考えていてなかなか表現できなかったことが、明確に文章となって語られていました。あの頃に自分のものにできなかったその内容を、より深く理解できてる用になっていた自分が少し嬉しくなりました。
そして、その中で、最も私が我が意を得たりと思ったのが第2章「脳の中の係数」の章でした。
−−−−−−−−−−−−引用ここから−−−−−−−−−−−−
・脳内の一次方程式
入力をx、出力をyとします。すると、y=axという一次方程式のモデルが考えられます。何らかの入力情報xに、脳の中でaという係数をかけて出てきた結果、反応がyというモデルです。
このaという係数は何かというと、これはいわば「現実の重み」とでも呼べばよいのでしょうか。人によって、またその入力によって非常に違っている。通常は、何か入力xがあれば、当然、人間は何らかの反応をする。つまりyが存在するのだから、aもゼロではない、ということになります。
ところが、非常に特殊なケースとしてa=ゼロということがあります。この場合は、入力は何を入れても出力はない。出力がないということは、行動に影響しないということです。
身近な別の例を挙げてみましょう。歩いていて、足元に虫が這っていれば、私だったら立ち止まるけれど、興味が無い人は完全に無視してしまう。目にも止まらない。これは、虫という情報に対しての方程式の係数が、その人にとってはゼロだから。
しかし、百円玉が落ちていると、その人は立ち止まるかもしれない。馬券が落ちていたら、「ひょっとして当たりかも」と期待して立ち止まり、拾うかもしれない。馬券については、私は止まらない。
これは、入力に出力が全然影響を受けない場合と、受ける場合がきれいに分かれているということになる。人によってその現実が違うというのは、実はaだったらaがプラスかマイナスか、あるいはa=ゼロかの違いなのです。
−−−−−−−−−−−−引用ここまで−−−−−−−−−−−−
社長から、よく相談を受けるのが、まさにこの「a」についてなのです。「うちの社員は、自分では考えられない。」「なんで、気が付けないのか」「どうしたら、自分で動けるようになるのか」という社長の嘆きが、私にぶつけられます。
私は、社員教育の目的とは、この「a」を大きくしていくことに他ならないと思っています。そして、この「a」を大きくする方法の一手段に「研修」がありますが、決して「研修」だけではこの「a」は大きくすることはできないと思っています。日々の業務の中にこの「a」を大きくする仕組みが必要なのです。
研修講師とコンサルタントの違いは、この「a」の仕組みを、研修という期間を超えて提供できるかどうかにあると思うのです。
昨日の話とつながりますが、この「a」こそ、人間の性格を変える元だと考えます。そして、この「a」を大きくするには日々の仕事中での習慣を変える仕組みを導入していく必要があるでしょう。
研修、過程管理の仕組み、チェックリスト、マニュアル、ミーティングの定着化、ミーティングの内容、これら全ての手段を使って、社員の「a」を強化する、コンサルタントがそれを実現できれば、その会社を変えることができるはずです。私が目指すコンサルティングはこの方向にあります。




